パチンコ業界の問題
パチンコ業界でも、「目的→手段」であるべきことが、「手段→目的」というような「手段の目的化 」といった現象が散見されます。例えば、新台購入を検討する際も 、このようなことがしばし見受けられます。ホールの目的としてあるべき設定は「長期利益の獲得」であるはずです。しかし、新台購入を検討する際の論点が、あの機種はヒットするだろうか、といったところに重きをおき、本来、目的の達成のための新台購入であるべきことが、競合店より多く導入できた、あの機種の評価は正しかった、といった話へとすり替わり、良い機械を購入することで 目的の達成 がなされたと勘違いする人が、業界内では少なくないように感じられます。要するに、「戦略が先→ 投資(新台)が後」という順序で、どうしても目的達成のために新台が必要であったというロジックでなければ、どこまでいっても、新台という飛び道具に依存することから脱却できないものと考えます
情報=心に響く報せ(しらせ)
THINX-LAB. では、このような 論理的 な問題点や、 機械の導入前評価や導入された後の運用の提案、また、マーケティングリサーチから営業戦略の提案、定点観測から営業事例の 紹介など、パチンコ営業においてヒントとなる情報をご提供するサービスとなっております。その中で、THINX-LAB.で大切にしている信念が一つあります。
「情報」という言葉がよく使われますが、広辞苑によると「情」とは”物事に感じておこる心の動き物事に感じておこる心の動き”とあります。ともすれば、「情報」とは、”心に響く報せ(しらせ)”ということになります。最近では、パチンコ業界でもIT技術の発展に伴い蓄積されるデータ量も膨大となりました。しかし、蓄積されるデータはあくまでも素材であり、そのデータを加工し、集約して見る人の心を揺さぶる技術にこそ、本当の意味で価値があるものです。これらこそ、THINX-LAB.が信じてやまない信念であり、一義的な使命感や責任、また、役割があるものとしています。
どうぞ、よろしくお願いします。
タイトル : THINX-LAB.でなければならない理由
発行日 : 2021年10月27日
発行元 : 株式会社THINX
著作名 : 株式会社THINX (データアナリスト 𠮷元 一夢)
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