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北斗無双・慶次漆黒を遊技するプレイヤーはどこへ?前編

課題設定

さて、本稿での目的は長きに渡り市場を牽引してきた「北斗無双」「慶次漆黒」を2022.1月には撤去されることが決定しています。これら機種を遊技するプレイヤーがどこに移行していくのかについて本稿では考察していきたいと思います。

CRミドル機の市場動向

さっそくですが、「CR機」市場動向を観察していきたいと思います。

図表1は、週次系列でCRミドル海以外の「CRミドル」の集団の変化を観察したデータになります。

※延べ人数比率とは…例えば、「n集団」延べ人数比率10%であれば、100人プレイヤーがいた場合、「n集団」は10人であるということ。

すると、今年1月11日週において、「15.1%」のマーケットサイズであった集団が、当該期間における直近週10月25日週では、「9.5%」であることが確認できます。42週間の変化において、「マイナス5.6ポイント」の縮小が確認できます。

これら事象には、2021.4月からリリースされた、「新解釈機」の影響は大きく「Pミドル」の躍進を語るにおいては欠かせないところであります。このような活躍もあり「CRミドル」の撤去の進行もスムーズに行われ、売場面積の減床に伴い、総じて遊技人数も減少したものであります。

北斗無双と慶次漆黒で「92%」

図表2は、先ほど観察した「CRミドル」の集団の週次系列の変化に加え、対象とする個体「北斗無双」「慶次漆黒」を加えたデータになります。それでは早速ですが、2機種の観察をしていきたいと思います。

オレンジ色の折れ線グラフで表現した、「北斗無双」の週次系列の変化を観察すると、凸凹はあるものの当該期間において「約5.5%」の一定のマーケットで推移していることが確認できます。他方、灰色の折れ線グラフで表現した、「慶次漆黒」は1月11日週では「5.0%」であったものが、10月25日週には「3.2%」となり、「マイナス1.8ポイント」の縮小が確認できます。

これらのことから、「CRミドル」の集団観察では「マイナス5.6ポイント」の縮小を確認できものの、「CRミドル」の集団の個体として存在する「北斗無双」のマーケットは、撤去を3ヵ月後に控える現在においてもファンからの支持は高く、また、安定性もあり、その人気の高さを感じるところであります。

さて、改めて「北斗無双」が示す凄さをご理解いただいたところで、対象とする2機種のマーケットサイズを観察していくと、10月25日週において「CRミドル」の集団のマーケットサイズは「9.5%」あり、その内、対象とする2機種で「8.7%」を形成していることが確認できます。したがって、対象とする2機種で「92%」を占めています。

つまり、「CR撤去」のタイミングで想定すべきポイントは、「北斗無双」「慶次漆黒」を現在遊技しているプレイヤーの移行先を考えるということで十分であると判断できます。

まとめ

本稿タイトルにあるように、目前と迫る「CR機撤去」のタイミングにおいて、あれもこれもどうしようというような考えは不要であり、たった2機種のプレイヤーの動向を分析し、想定することで課題設定した問題は解決に導けるものと考えています。それでは、j次回の投稿で具体的なご提案などをご紹介していきたいと思います。


タイトル : 北斗無双・慶次漆黒を遊技するプレイヤーはどこへ?前編
発行日 : 2021年10月29日
発行元 : 株式会社THINX
著作名 : 株式会社THINX (データアナリスト 𠮷元 一夢)

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